家族で話し合う防災対策~いざという時に、安心できるように~
地震や台風などの災害は、いつ起こるかわかりません。
そんなとき、家族が「どう動くか」「何を持っていくか」「誰をどう支えるか」を話し合っておくことで、いざという時に落ち着いて行動できます。
とくに、介護が必要な方や福祉用具を使っている方がいるご家庭では、事前の話し合いがとても大切です。
🏠 話し合っておきたい5つのポイント
- 避難先を決めておく
- 地域の避難所や「福祉避難所」がどこにあるか確認しておく
- 家族が別々の場所にいるとき、どこで合流するかを決めておく
- 持ち出すものを確認する
- 薬、保険証、介護用品(おむつ・ポータブルトイレなど)
- 福祉用具の予備部品や電池、連絡先メモ
- 持ち出し袋は、本人が持てるように軽くしておく
- 支援の方法を話し合う
- 誰がどのように介助するか(移動・トイレ・食事など)
- 夜間や休日に災害が起きた場合、どう連絡をとるか
- ご近所や支援者に協力をお願いできるか確認しておく
- 情報の伝え方を考える
- 聴覚や言語に不安がある場合、筆談やカードで伝える方法を準備
- 「助けてほしい」「トイレに行きたい」などの意思表示カードを作っておく
- 気持ちの準備も大切に
- 「もしもの時はこうしよう」と話すことで、不安が少しやわらぐ
- 家族で「大丈夫だよ」「一緒にいるよ」と声をかけ合うことが、心の支えになります
防災対策は、道具だけでなく「人と人とのつながり」がとても大切です。
家族で話し合っておくことで、「いざという時も安心できる」「自分らしく過ごせる」ことにつながります。
